新しい日本語能力試験について

22 3 月, 2014

新しい日本語能力試験は2010年から実施(じっし)することになりました。新試験が従来(じゅうらい)の試験と比(くら)べて、どう変わるかと分からないことには、試験に受かるのは難しいでしょう。ここで、新しい能力試験について紹介(しょうかい)します。
新しい「日本語能力試験ガイドブック」によると、新試験では主(おも)に次(つぎ)の点(てん)が変(か)わりました。
試験の回数(かいすう)は既(すで)に2009年度(ねんど)から変更(へんこう)されて、毎年(まいねん)、7月と12月になりました。
レベルでは、従来(じゅうらい)の2級と3級の間に「N3」を新(あら)たに設(もう)け、これまでの4階段(かいだん)(1級、2級、3級、4級)から5階段(N1、N2、N3、N4、N5)に増(ふ)やします。その中、N5、N4、N2のレベルはそれぞれ従来(じゅうらい)の試験の4級、3級、2級とほど同じです。N1は従来(じゅうらい)の1級よりやや高(たか)めのレベルまで測(はか)れるようになりました。N3は従来(じゅうらい)の2級と3級の間のレベルです。
試験科目(かもく)では、従来(じゅうらい)の試験の科目(かもく)は「文字(もんじ)・語彙(ごい)」、「聴解(ちょうかい)」と「読解(どっかい)・文法(ぶんぽう)」の3科目(かもく)でした。新試験はレベルによって違います。N1とN2の試験科目(かもく)は「言葉(ことば)知識(ちしき)(文字・語彙・文法)・読解」と「聴解」の2科目(かもく)になりました。N3、N4、N5の試験科目(かもく)は「言葉知識(文字・語彙)」、「言葉知識(文法)・読解」と「聴解」の3科目です。
試験内容について、問題形式(けいしき)は少し変わります。今までにない出題方法があります。
合否(ごうひ)判定(はんてい)方法(ほうほう)では、これまでの試験は、各(かく)項目(こうもく)の得点(とくてん)にかかわらず、総和(そうわ)得点(とくてん)が60%に達していれば『合格』することができましたが、新試験では、総和(そうわ)得点(とくてん)がどんなに高くても、ひとつの得点(とくてん)項目(こうもく)が基準(きじゅん)点(てん)に達していなければ、不合格(ふごうかく)になります。
以上(いじょう)のように、新試験が変わりました。各(かく)レベルの基本的(きほんてき)な内容(ないよう)について、全体的(ぜんたいてき)には一見(いっけん)あまり変わらないように見えますが、実(じつ)「知識(ちしき)」重視(じゅうし)から「運用(うんよう)力(りょく)」重視(じゅうし)へとシフトされています。従(したが)って、新試験に受(う)かるには「知識」を入れることだけではなく、「運用(うんよう)力(りょく)」を身(み)につけるのを目指(めざ)そうのことでしょう。

分类: 日语 |

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